【英語学習】句動詞 Phrasal verbs の覚え方のコツ5つ

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私が実践している句動詞の覚え方のコツも紹介いたします。

句動詞を構成している動詞の本来の意味と離れていたりするので覚えにくいことも多々あるかと思います。コツを5つほどお示ししたいと思います。

さっそく句動詞の覚え方のコツを見ていきましょう

句動詞(Phrasal Verbs)の覚え方

句動詞(Phrasal Verbs)は、"put aside", "save up"など、動詞と前置詞・副詞など2単語以上で構成されます(正確には、句動詞は動詞と不変化詞"particle"から構成されます。このことは気にしなくても大丈夫です。引用:Phrasal Verbs (Barron's ESL Proficiency) ペーパーバック ⅳページ)。

句動詞はネイティブスピーカーは、ひんぱんに使います。これを理解し使えるようになると、ネイティブっぽくなります。でも、元の動詞、前置詞、副詞からイメージできないようなイディオム的な意味も多く、覚えるのに苦労します。

私が実践している、句動詞の覚え方のコツを紹介してきたいと思います。

句動詞(Phrasal Verbs)の例

例として、よく使われる覚えにくい句動詞を3つ紹介します。

hold out : 希望を抱かせる

Hold out the promise of finding more food.
「より多くの食料が見つけられることを期待しよう。」

"hold=持っている"という意味ですが、句動詞"hold out"は「希望を抱かせる」という意味で使われます。

pull over : 車を脇に止める

She pulled her car over when she got a call.
「電話が鳴ったので、彼女は車を脇に止めた。」

"pull=引く"という意味ですが、句動詞"pull over"は「車を脇に止める」という意味で使われます。

どうして"pull over"が「車を脇に止める」という意味になるかは、定かではありませんが、もともとは馬の手綱を引いて脇に止めるという意味で"pull over"を使っていたのが、自動車にも使われるようになったそうです。

let down : がっかりさせる

The fact that there was nothing to eat let us down.
「食べるものが何もなくて、がっかりした。」

"let=許可する"という意味ですが、句動詞"let down"は「がっかりさせる」という意味で使われます。

"hold out"の反対の意味で、"disappoint"とほぼ同じ意味です。

句動詞(Phrasal Verbs)の覚え方の5つのコツ

句動詞の覚え方のコツを紹介したいと思います。

①句動詞を1つの動詞として捉える

句動詞は、動詞とparticleの組み合わせで2単語以上で構成されます。そのため、それぞれの単語の意味にとらわれて考えがちですが、元の単語の意味は忘れて、句動詞を1つの新しい動詞として捉えるのがコツの1つ目です。

例えば、"pull over"を、"引く+上に"と捉えると意味不明です。"pull over"は「車を脇に止める」という新しい動詞として覚えましょう。

このコツは、とくにここにお示しした例のように、構成する単語の意味とかけ離れている場合に役立つコツです。

句動詞の覚え方のコツの1つ目でした。

②動詞と組合せられる前置詞・副詞の意味を理解する

コツの1つ目では、句動詞を新しい動詞として捉え、構成している動詞、前置詞、副詞の意味に拘らないと言いました。矛盾しているようですが前置詞、副詞の意味から連想しやすい句動詞の場合は、前置詞、副詞の意味を覚えて、そしてそこから句動詞の意味を連想することで、覚えやすくなります。

例えば、awayは、「別の場所に移動する」という意味ですがこれを覚えていると、"go away:立ち去る"、"get away : 逃げる"、"run away : 走り去る"が覚えやすいかと思います。

句動詞の覚え方のコツの2つ目でした。

③自分で例文を作って使い方を理解する

単語でも句動詞でも同じですが、意味だけを理解するより、例文を通して使い方を理解すると、より覚えやすいと思います。

さらに、オンライン辞書などにのっている例文を参考にしながら、自分なりに句動詞を使って英作文することをお勧めします。

句動詞の意味の理解がより深まり使える句動詞になるかと思います。私はこれを実践して、句動詞の理解を深めています。

句動詞の覚え方のコツの3つ目でした。

④使えるシーン別でまとめて覚える

動詞でグルーピングしたり、前置詞・副詞でグルーピングするのもいいのですが、使えるシーン別でグルーピングして、まとめて覚えると覚えやすいかと思いますし、実践につながりやすいです。

例えば、誰かに「ちょっと待って」、「じっとしていて」、「待機して」と言いたいシーンをイメージして、「hold on / hang on / stay put / stand by / time out」をまとめて覚える、ということです。

具体的に使えるシーンをイメージするので、実践の場面で使えるようになりやすいコツかと思います。

句動詞の覚え方のコツの4つ目でした。

⑤似てそうで似てない句動詞をまとめて覚える

スペルが似ている英単語も、どっちがどっちか混乱して覚えにくいです。

句動詞も似ている句動詞はどっちがどっちか混乱して覚えにくいです。

その場合は、いっそのこと比較しながらまとめて覚えてしまうというのが効率的です。

例えば、"get around : あちこち移動する"と"get around to : やっとのことで手が回る"などは"to"以外は同じ外見が似ているけど意味が違う句動詞です。こういうのはまとめて覚えてしまいましょう。
【句動詞】似てそうで似ていない get around / get around to の意味と使い方

句動詞の覚え方のコツの5つ目でした。

以上、句動詞の覚え方5つのコツでした。

まとめ

今回は、句動詞 Phrasal verbsの覚え方のコツを5つほどご紹介しました。自分が覚えやすいなと思うコツをうまく組み合わせて覚えていくのがいいかと思います。

少しでも皆さんのお役に立てればうれしく思います。

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私が使っている句動詞本

私はおもに、以下の2冊の本を句動詞の参考書として使っています。
句動詞を勉強したいという方にはおすすめです。

どちらも基本中の基本の句動詞が400種類のっていて、例文と練習問題もついています。甲乙つけがたいですが、どちらか1つを進めるとしたら、Phrasal Verbs (Barron's ESL Proficiency) ペーパーバックですね。
例文がいいです。句動詞の意味の理解にとても役立つと思います。でもどっちもおすすめです。

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