【スペルが似ている英単語】peace / appease : 語尾が ce, cy は名詞形、se, syは動詞形の英単語
こんにちは、スペルが似ている英単語をまとめて覚えるお役立ちになる、
「英単語基本情報」
「スペル・基本情報比較表」
を紹介しています。
今回は末尾だけが、名詞形(n)では"-ce, -cy"、動詞形(v)では"-se,
sy"と異なる、スペルが似ている英単語、
peace : 平和, 穏やかさ
appease : 鎮める, なだめる
について、お役立ち情報「英単語基本情報」と「スペル・基本情報比較表」を紹介します。
ちなみに、peaceとappeaseの共通語源は、古フランス語の"pais"で、フランス語由来の英単語です。
他のスペルが似ている英単語を探している方は、スペルが似ている英単語リスト アルファベット順、でお探し頂ければと思います。
peace(n)の基本情報
それでは、それぞれの英単語の基本情報を見ていきましょう。まずは、peaceです。
peace(n)の発音・意味
- 発音 : píːs
- 意味 : 平和, 穏やかさ
ロングマン英英辞典で意味をチェック
peaceは、平和、穏やかさ、という意味です。
ロングマン英英辞典で意味を確認してみましょう。
- a situation in which there is no war or fighting
「戦争や争いのない状態」- a very quiet and pleasant situation in which you are not interrupted
「邪魔が入らず、とても穏やかな状態」- a feeling of being calm, happy, and not worried
「穏やかな気持ち、幸せな気持ち、心配のない気持ち」
他のオンライン辞書をチェック
他のオンライン辞書でも意味を見てみましょう。
英辞郎 on the web : peace
Merriam-Webster : peace
peace(n)のシソーラス(類義語)
オンライン辞書"THESAURUS.COM"でpeace(n)の類義語を確認してみました。
peaceの類義語は、accord,
friendship, love, tranquilityなどです。
peace(n)の語源
peace(n)の語源を調べたのでお示します。
peace(n)は、12世紀半ばに「内乱からの自由、国家の内部平和」という意味の"pes"から生まれたそうです。
"pes"は、「平和、和解、沈黙、許可」という意味の、Anglo-French(アンゴロフランス語)の"pes"とOld-French(古フランス語)の"pais"から生まれたそうです。
"pes",
"pais"は、ラテン語の「契約、協定、平和の条約、静けさ、戦争のないこと」という意味の"pacem"に由来し、"pacem"は印欧祖語の条約や合意によって縛るという概念に基づく「縛る」という意味の"*pag-"に由来するそうです。
ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY : peace
他の英単語の語源も知りたいという方には
英単語の語源図鑑がおすすめです。英単語の理解が深まると思います。
また、こちらのAmerican Heritage Dictionary第3版をもとに分類された
Hyper English Word Study Dictionary with Indo-European roots, ver. 6.0
も便利で、おすすめです。
peace(n)の使い方
peaceについて、ロングマン英英辞典で使い方を確認してみましょう。
- The country is at peace with its neighbours for the first time in years.
「何年かぶりで、その国は隣国と平和になった。」- By the end of the century, France had made peace with Britain.
「その世紀の末に、フランスはイギリスと和平を結びました。」- I'll leave you now and let you get dressed in peace.
「そっとしておくから、安心して着替えてね。」- I wish she would just leave me in peace.
「ほっといてほしいものです。」- Having household insurance is supposed to give you peace of mind.
「家財保険に加入していると安心できるはずです。」- Lynn seems to be more at peace with herself these days.
「リンは最近、穏やかそうだ。」
名詞のpeaceの理解を深めるため、もう少し例文をお示します。例文は、インターネットやオンライン辞書で調べ少しアレンジしたもです。
- a peace treaty/agreement/accord : 和平条約, 和平協定
- a peace settlement : 和平調停
- a peace settlement : 和平交渉
-
his efforts to bring peace to the region.
「その地域に平和をもたらすための彼の努力」 -
I seemed that Jeff is only man to be able to restore peace in the troubled
area.
「私は、ジェフが問題を抱えた地域の平和を回復することができる唯一の男性であるように思えた。」
以上、peaceの基本情報でした。
appease(v)の基本情報
次に、appeaseです。動詞です。
appease(v)の発音・意味
- 発音 : əpíz
- 意味 : 鎮める, なだめる
ロングマン英英辞典で意味をチェック
appeaseは、鎮める, なだめる、という意味です。
ロングマン英英辞典で意味を確認してみましょう。
- to make someone less angry or stop them from attacking you by giving them what they want
「鎮める, なだめる : 相手が望むものを与えることで、相手の怒りを和らげたり、攻撃を止めたりすること」
他のオンライン辞書をチェック
他のオンライン辞書でも意味を見てみましょう。
英辞郎 on the web : appease
Merriam-Webster : appease
appease(v)のシソーラス(類義語)
オンライン辞書"THESAURUS.COM"でappease(v)の類義語を確認してみました。
appeaseの類義語は結構たくさんあります。satisfy,
pacify, allay, alleviate, lessen, placate, quell, sootheなどが類義語です。
appease(v)の語源
appease(v)の語源を調べたのでお示します。
appease(v)は、1300年代に「和解する」という意味で、「なだめる、平和にする」という意味のAnglo-French(アンゴロフランス語)の"apeser"とOld French(古フランス語)の"apaisier"から生まれたそうです。
"apeser", "apaisier"は「平和をもたらす」という意味のフレーズ"a
paisier"に由来し、"a
paisier"は、"to"+pais(古フランス語の平和という意味)に由来するそうです。
"pais"はpeaceとappeaseの共通語源になります。
ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY : appease
appease(v)の使い方
appeaseについて、ロングマン英英辞典で使い方を確認してみましょう。
- They attempted to appease international opposition by promising to hold talks.
「会談の開催を約束することで、国際的な反対勢力をなだめようとしたのだ。」
動詞のappeaseの理解を深めるため、もう少し例文をお示します。例文は、インターネットやオンライン辞書で調べ少しアレンジしたもです。
-
I could not appease his anger.
「私は彼の怒りを鎮められないだろう。」 -
Jeff appeased his children's hunger.
「ジェフは子供たちの空腹を満たした。」
以上、appeaseの基本情報でした。
今回はこれが最後の英単語基本情報です。お疲れさまでした。
まとめ
今回は、語尾がceのときは名詞で、seになると動詞になる英単語、peaceとappeaseを紹介してきました。
最後に、「スペル・基本情報比較表」をお示します。
peace | (n) | píːs | 平和, 穏やかさ |
appease | (v) | əpíz | 鎮める, なだめる |
少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。