【ネイティブからのアドバイス】リアルな会話で時制の変化に混乱しない
このブログではネイティブ発信の英語、オンライン英英辞典、洋書などから学んだ英語を紹介しています。
今回は、リアルな会話での時制変化に混乱しないコツと練習方法を、All Ears Englishポッドキャストのエピソード、AEE1555(April 13, 2021) : Connect English Grammar to Reality in English With this Tacticを参考にして紹介していきます。
リアルな会話での時制変化に混乱しないコツと練習方法
リアルな会話では、時制がコロコロとひんぱんに変わることがあると思います。
例えば、「昨日は何した、今日は何する、明日はどうする」というようなことを話すときや、「過去の自分と今の自分を比較する」ときなど、時制はコロコロ変わると思います。
でもこの時制の変化はリスニングにおいて混乱を生じる原因にもなると思います。
このような混乱を避けるための、リアルな会話での時制の変化に混乱しないコツについて、All Ears Englishポッドキャストのエピソード、AEE1555(April 13, 2021) : Connect English Grammar to Reality in English With this Tacticで、「コツを2つ」、「練習方法を4つ」紹介していましたのでお示ししたいと思います。
リアルな会話での時制変化に混乱しないコツ
まずは、リアルな会話での時制変化に混乱しない「コツを2つ」紹介していきたいと思います。
コツ1 : 何が議論されているか考える
コツの1つ目は「Consider what is being discussed : 何が議論されているか考える」です。
エピソードでの説明を引用してお示しします。
Consider what is being discussed
Stop and ask yourself is it a story about the past? Is someone going to relate the past to the present? Is someone sharing the future and comparing it to today?
Once you have this idea, you can start to predict in your head what tenses you are going to hear. Taking a moment and gain perspective can help you to see which tense should be used.
引用した説明文を訳すと以下のようになります。
何が議論されているか考える
立ち止まって、自分自身に問いかけてみてください。それは過去についての物語なのか?誰かが過去と現在を結びつけようとしているのだろうか?誰かが未来を語り、それを今日と比較しようとしているのだろうか?
このような考えが浮かんだら、どのような時制が使われるのか、頭の中で予測することができます。少し時間をおいて、視点を変えてみることで、どの時制を使うべきかが見えてきます。」
昨日と今日の天気を比較しているのか、昨日の調子と今日の調子を比較しているのか、など
会話の内容について、時制に意識を向けて、つまりこの内容は過去のこと?、現在のこと?、それとも未来のこと?、と自分に問いかけながら、聞くというのが1つめのコツです。
コツ2:時制は変わるものと認識する
コツの2つ目は「Recognize that tenses change :
時制は変わるものと認識する」です。
エピソードでの説明を引用してお示します。
Recognize that tenses change
This is beyond what you may learn in textbooks, and so it's important to recognize. Pay close attention and don't only listen for just one tense.
Start listening to multiple examples and spotting the changes, so that you can see what may be causing this.
引用した説明文を訳すと以下のようになります。
時制は変わるものと認識する
これは教科書で習う以上のことなので、認識することが重要です。1つの時制だけを聞くのではなく、注意深く聞きましょう
多くの例文を聞いて、時制の変化に気づいて、そうすれば時制の変化を何が引き起こしているか理解できるようになります。
時制の変化は当たり前、時制の変化に注意して、何度も聞いて慣れましょう、というのがコツの2つ目です。
リアルな会話での時制変化に混乱しないための練習方法
次に、リアルな会話での時制変化に混乱しないための「練習方法を4つ」紹介していきたいと思います。
時制の変化に混乱しないための練習方法も紹介されていましたのでお示します。以下のように4つのステップで練習する方法が示されています。
Step1 リスニングしながら動詞を書き留める
最初は、リスニングするときに、聞こえてきた動詞を書き留めて、しっかり認識するという練習方法です。
1. When listening (one or two times), write down the verbs that you hear, though you must recognize that this will be FAST.
例文を1, 2回聞きながら、聞こえた動詞を書き留める。
そして、書き留めた動詞をよく見て、その動詞を使って何が話されていたかを思い出して、使われた理由も書き出す。
Step2 もう一度聞いて確認
次に、もう一度聞いて、確認します。
2. Listen again and check yourself, as you want to do a thorough review.
もう一度聞いて、聞き逃しがなかったかどうかよく確認する。省略できるプロセスと思うかもしれませんが、よくチェックすることで、上手くいくようになるそうです。
Step3 もう一度聞いて時制の変化の目的を考える
3. Listen once more and really reflect on the purpose of the changes.
さらもう一度聞き直します。今度はなぜ時制が変化したのか、その背景にある目的に着目して聞き直します。そうすることで動詞の時制の変化に敏感になり変化を意識してリスニングできるようになるということです。
Step4 時制を使いこなす
4. Try telling your own story
仕上げは自ら時制変化を取り入れてスピーキングするです。1分間のスピーキングに3回以上の時制変化を取り入れて話すということです。
これは確かにいい方法です。
自分が時制変化をつけられるようになるということは、時制変化を深く理解しているということで、そうすればリスニング時にしっかり時制変化を認識できるということです。
以上、リアルな会話で時制変化に混乱しないための、ネイティブからのアドバイスでした。
まとめ
今回は、リアルな会話での時制変化に混乱しないコツと練習方法を、All Ears Englishポッドキャストのエピソード、AEE1555(April 13, 2021) : Connect English Grammar to Reality in English With this Tacticを参考にして紹介してきました。
やっぱり練習・練習・練習が必要ということですね。英語学習には、ホント近道はないですね。でも頑張っていきましょう。
少しでも皆さんのお役に立てればうれしく思います。
ネイティブらしいフレーズならこれがおすすめ
私は、これら2冊のフレーズ本を使ってます。
1の方は場面別、2の方はアルファベット順です。どちらもおすすめですが、1の方はKindle版か中古本しかありません。
「ビジネスミーティングの英語表現」もおすすめ!!